〜7月27日 苗場スキー場フジロックフェスティバル〜
3日間続いた真夏の野外フェスも大トリのマッシブアタックが終わり、大歓声に包まれ終焉を迎え
ようとしたその時、
夜空の彼方からパラシュートであの男がステージに舞い降りてきた。

「何が起こってるの!?」
「一体あのパラシュート野郎は誰なんだ!?」
3万の観衆が騒然となる。

着陸し、着ていたガウンをおもむろに脱ぐパラシュート男。
スポットライトが一斉にその男を照らし出す。
場内の大スクリーンがアップでその男を映し出す。

「俺が・・・高田だ!!俺様が向井亜紀の旦那の高田延彦だ!!!」

ウオ〜〜〜〜〜〜!!!!!!

場違いな高田の登場に大歓声とも大ブーイングともつかない3万人の唸り声が、苗場全
体を振るわせる。
気が付くと、高田の後ろには3日間の主な出演者達が。
ビョーク、アンダーワールド、エルビス・コステロ、プライマル・スクリーム、山崎まさよし、加山雄三、谷村新
司etc・・・
そして、肩を組合い誰ともなく歌い始める。

♪遠い夢 すてきれずに 故郷をすてた・・・

ビョークが泣いている。
コステロも泣いている。

♪穏やかな 春の陽射しが ゆれる 小さな駅舎
 別離より 悲しみより 憧憬はつよく
 淋しさと 背中あわせの ひとりきりの 旅立ち

ギターウルフのセイジは号泣だ。
ブンブン・サテライツに到っては、感動のあまり立つことすらできない。

♪動き始めた 汽車の窓辺を
 流れてゆく 景色だけを じっと見ていた

なおも立ち上がれないブンブンサテライツの背中をさすり励ます、アンスラックスの面々。
「さぁ、続きを歌おうよ☆」

♪サクラ吹雪の サライの空は
 哀しい程 青く澄んで 胸が震えた

100kmマラソンを終えた8人がステージへ帰ってくる。
桜庭、吉田、田村、シウバ、ジャクソン、アローナ、リデル、アリスター。
疲労の色を見せながらも、8人は大合唱の輪に加わる。

♪まぶたとじれば 浮かぶ景色が
 迷いながら いつか帰る 愛の故郷
 サクラ吹雪の サライの空へ
 いつか帰る その時まで 夢はすてない

大合唱が終わり、高田がマイク無しで3万人、いや全世界の人々に向かってこう叫
ぶ。

こいつら8人は100kmマラソンを終えたばかりなのに、二週間後、PRIDEのリングの上に
立つ!
こいつらこそが、“男の中の男だ”!!!!

もちろん、3万の、いや全世界の人々は高田に向かってこう切り返す。

オマエは、女みたいな男だ!!!


8月10日(日曜日)さいたまスーパーアリーナにて、PRIDE ミドル級GP開幕。
同日、フジTV系22:30〜放映。
見逃すな!!!!!!!!!

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